私が高校生の時、地元の音高でフルートを教えて下さっていた恩師のF先生が亡くなりました。
とってもとっても大好きだった先生。
遡ることウン十年前。
中学の吹奏楽部でクラリネットを吹いていて、勉強が大の苦手だった私は、何となく流れでクラリネットで音高を受験することに。
クラリネットの定員はひとり。
しかも私はクラリネットがきらいでした。。。
しかし私は運が良かったのです✨
第2希望まで紙に書かされ、第1はバイオリン、第2にフルートと書いたら
面接でF先生に「あなたは手が大きいから」と言われ、なんとクラリネットならぬフルートで合格したのでした✨
学校が始まるまでの春休み、自己流で教則本を見ながら音を出し、ソルフェージュの先生(言葉通りの鬼先生でした!!)が合格祝いにくださったニコレの管弦楽組曲二番のレコードを擦り切れるほど聴いて準備万端で初レッスンに臨んだのを覚えています。
そうしてレッスンで褒められると舞い上がり、ますますフルートが好きになり、授業以外の空き時間は練習室に直行してよく練習していました。
フルートと出会って私の人生は花開きました。
まだまだずっとお元気で、来年は一緒にコンサートができたらいいな、なんて勝手に想像していました。
恩返ししたい時には、もういないなんて。自分の能天気に腹が立ちます。
先生ありがとうございました。安らかにお眠り下さい。
あらとのフルート教室 荒殿眞由美
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