愛の挨拶

「愛の挨拶Salut d'amour」　エドワード・エルガーEdward Elgar

世界中で愛される名曲ですね。

妻となるキャロラインから婚約の時に送られた詩へのお返しとしてエルガーがキャロライン

のために婚約記念として作曲しました。

エルガーはイギリスの作曲家ですが若い時はピアノやバイオリンを教えて生計を立てていま

した。

エルガー29際の時にキャロラインはピアノの生徒として入門してきますが、ほどなくふたり

は恋に落ちます。

エルガーより8歳年上のキャロラインは名家の育ちで女流作家として著書も出版していまし

た。対してエルガーはまだ駆け出しの作曲家で地位も名誉も財産もありません。

宗教上の違いもあり、周囲からの大反対にあいますが1888年エルガー32歳、キャロライン40

歳の時に婚約します。

この愛の挨拶はそんなエルガーのキャロラインへの愛が穏やかに、しかし隠そうにも隠せな

いほどダダ漏れています。

原曲はピアノ曲ですがいろんな楽器用に編曲されて愛されています。

ダニエル・ホープさんの演奏がとてもしっくりきたのでお聴きください♪

フルートで演奏するとブレスが取りづらかったりバイオリンのような艶っぽい音が出

せなかったりで意外と難しい曲です。

まずは明るく愛情のこもった音で演奏したいですね。そこが一番難しいのですが🤣

あらとのフルート教室　　　荒殿眞由美