フルートの名曲と言ったら、この曲を頭に思い浮かべる人多いのではないでしょうか。
アルフォンス・ドーデの戯曲「アルルの女」の劇付随音楽としてビゼーが1872年に作曲した全27曲からなる管弦楽曲のうち、後にビゼーが演奏会用に4曲を選んで組曲としたものが第1組曲、さらにビゼーの死後、友人のギローが4曲を選んで組曲にしたものが第2組曲です。
このメヌエットは第2組曲の中の一曲ですが、しかしこのメヌエットだけが歌劇「美しいパースの娘」からの転用となっています。
組曲の中でも特に有名なこの曲はフルートを代表する作品として大変よく知られ、しばしば単独で演奏されています。
優雅にして可憐なこの曲、しかしなかなかそのように聴かせるのは難しいです。
ppで高音Gまで跳躍する箇所は気を抜くと音を外してしまったり、その後16分音符が続くところは11小節にわたって休符がないので、苦しくてあっぷあっぷしたり。。。
涼しい顔でさらりと演奏したいものですが、結構嫌な汗かいてます(あくまで個人の話です)
年内あと3回この曲を演奏する予定ですが、改めて実力がよくわかる曲だなぁと感じる今日この頃です。
あらとのフルート教室 荒殿眞由美
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